ダグ・ガン
ボクのヒト
#006
『人の心とモノの価値を読むこと!』

ダグ・ガン

Q. 年齢
47歳
Q. 職業
『Vintage Showroom』共同経営
Q. 必需品
銀の1ドルコイン(1898年製)ラッキーダラーコイン。
もう13年くらい持ち続けているんだ。
ダグ・ガン

どんな大人になりたい?

ずっと今と同じことを続けていられたらいい。
アーカイブを増やし続けていくことが目標だね。

もし魔法が使えたらどうする?

人の心とモノの価値を読むこと!
買い付けをする時の値段交渉に便利だからね。(笑)

タイムスリップできるなら、どの時代へ、何をする?

情勢が悪くなる前の1920年代のベルリン。
当時の華やかなファッションやカルチャーに興味があるんだ。

あなたにとって女性ってどんな存在?

2人の娘を持つ父親としては、女性が未来を支えていくと信じているよ!

ダグ・ガン

ダグ・ガン

ダグ・ガン

ダグ・ガン

最近、感動した出来事は?

コロナ禍でのNHS(イギリスの国民保健サービス)で僕らのために働いてくれている人の仕事ぶりに感動し、感謝している。

休日の過ごし方?

家族と時間を過ごしているね。
最近では娘と一緒に合気道をはじめて、すでに帯を獲得したんだ!

いまの悩みは?

最近、イギリスでは不公平なムードが高まっている気がして不安だ。

自分の中の強みって何?

洋服に対する勘があることかな。
デザインのバックグラウンドはないけど、この分野でやってこれているからね。

ダグ・ガン

ダグ・ガン

ダグ・ガン

好きな言葉は?

『In war or peace』(戦争か平和か)
これはスコットランドの家族に代々伝わる言葉なんだ。

好きな映画は?

常に変わるけど、最近では改めて観たマーティン・スコセッシ監督の『Mean Street』(邦題:ミーン・ストリート)は素晴らしいと思った。

あなたの一曲は?

マービン・ゲイとタミー・テレルの『You’re all I need to get by』ウェディングソングとして使ったんだ!

100万円もらえたら何に使う?

自分で稼いだお金じゃないんでしょう?
だったら、キューバ産のシガーを1箱買って、残りはチャリティーに。

最後の晩餐に何食べる?

メンズファッションディレクター赤峰さんとアウターリミッツ代表の勝さんに連れられて、人形町の喜寿司で食べた刺身。

あなたの誇れることはなに?

14年間もロイと一緒にこのビジネスを続けることができたこと。(笑)
半分冗談だけど、当初はこんなに長く続くとは思っていなかったよ。

あなたが思う、GOB(Good Old Boy)とは?

正直で信頼できる人。
そして我慢強くて他人を許すことのできる器の大きい人。

ダグ・ガン

ダグ・ガン

ダグ・ガン

ダグ・ガン

Instagram : @vintageshowroom

web site : https://thevintageshowroom.com

著書 『The Vintage Showroom: An Archive of Menswear 』 / ロイ・ルケット & ダグ・ガン

編集後記

今回取材をお願いしたのはノッティングヒルに拠点を置き、ヴィンテージのメンズウェアをコレクションする『ヴィンテージ・ショールーム』。別々に出店していたマーケットで出会って意気投合したという共同設立者のダグさんとロイさんは、14年間共にそのコレクションを増やし続け、今ではファッションやコスチュームデザインの資料となるアーカイブとして業界の信頼を得ている。撮影場所となる彼らのスタジオ兼ショールームに一歩足を踏み入れると、古着特有のすえた匂いとジャンルや色ごとに選別された膨大な数の洋服たちに迎え入れられる。新品の服にはないストーリーと歴史が一着一着に感じられ、二人の知識の深さと審美眼がぎゅっと詰まった空間だ。一見いかつい印象の二人だが、質問を始めると冗談を挟みながらも真剣に答えてくれ、家族の話になると表情がゆるんでしまう。そんな見た目とギャップのある愛嬌たっぷりの人柄がなんとも魅力的だ。
ミスター・アウル

ロンドンのヒト


撮影・編集:柳田愛子
ロンドン在住フォトグラファー&ジャーナリスト
オンラインのコーヒービジネスを経営する傍ら、ファッション&カルチャー誌向けに写真撮影&執筆活動を行っている。

Instagram
@aikoyanagida
@therightroast
ミスター・アウル

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ボクのヒト

																		  歳を重ねないと、出せない格好良さがある。
																		  シブさ、洒落っけ、奥深さ。
																		  まるで珈琲のようだけど、どう生きてきたかをあらわす無二の表情。
																		 『ボクのヒト』は、人生の物語りなのである!