【独り言】僕の47年のあらすじvol.6
台車屋を初めて1年ほど経ち、すっかり行列の出来るカレー屋台として繁盛しておりましたが、皆さまご察しの通り全くの無許可営業でございます。台車で許可はとれません。ある日保健所職員にコラッと怒られてしまいました。
全財産5千円で始めた台車屋ですが、僕はすでに大金持ち。50万円も貯まっていたのですっ!!中古の軽箱バンを即購入。フードトラックに改造し保険所の許可を取得しました。 これで堂々と販売できます。 車ですので、今までの2倍のカレーを積み込めます。30食から60食です。折角ですから2種攻撃。タイカレーに加え、スパイスカレーも始めました。アイガケも大盛りもなんでも500円。
今日は売りに来る?日替わりカレーは何?お客様が分かりやすいようにホームペー ジも作りました。
更に更に。車ですので渋谷より遠くまで売りに行けます。目指すはランチ難民の本丸、丸の内です。それはそれは難民だらけでございました。それから2年間ほど、毎日完売御礼でホクホクの僕はお休みを頂いては沖縄方面へ旅行に行っておりました。八重山諸島の拠点、石垣島が特に気に入りまして、現地の友達に「空き家があったら連絡ちょうだいな」とお願いしていました。
ある日の朝。カレーの仕込みをしていると電話が鳴りました。「タク、良い空き家見つかったよ〜」でした。
さらに運命は重なるもので、同じくその日。カレーを売り切り暖簾を片付けているところに「こういうカレー屋をやりたいんです!」という男の子が来たのです。
よし!決めた!
この子に台車屋を任せて毎月仕送りを頂くのだっ!!!
27歳にして労働から卒業!!!
南の島でパイナップル齧りながら暮らすのだ〜〜〜!!!
そうして移住したのであります。2001年春の事でございました。
つづく。
えーさて。
好きな物だけに囲まれて暮らしましょうね。
嬉し幸せエネルギーが発生します。
好転回転し続けます。
心地良い人生を追求するのであります。